おんがくも人をころす
リーガルリリー。
最近のバンドはあまりきかないしきけない。
頑張って若者の流行りについて行こうとしてみるけど、音楽業界の2.3年の差はすごい。
JKの飲むタピオカくらい、手の伸ばしにくい存在。
そんな音楽シーンが2000年代で止まっている私ですが、頑張っていろんな音楽を聴いています。
何せ音楽は大好きなので。
さて、リーガルリリー。
初期のチャットモンチーを彷彿とさせるベースのハモリが最高です。
まだ20歳に毛が生えたくらいのスリーピースガールズバンドです。
わたしガールズバンドは綺麗すぎてあまり聞かなかったりします。
泥臭さがないというか、ママみが出ちゃって優しすぎる。
yonigeもなんか物足りない。
そんなリーガルリリー、なんと言ってもたかはしほのかちゃんが天才です。
まだ10代の時、リッケンバッカーという曲を作っています。
そちらの曲に、「ニセモノのロックンロールさ」という歌詞があります。
ARIAいう弦楽器の日本メーカーから、リッケンバッカーのコピー品が出ています。
そちらが「ロックンロール」
スタメンはムスタングのようなので、偶然かもしれませんけれど。
おばさん、エモって何か少しわかった気がしました。
最近のガールズバンドも勢いがありますね。熱いです。
音楽に殺された私は音楽に生かされてもいます。ありがとう音楽。ありがとうリーガルリリー。
真面目にバンド紹介しました。
おわり。
朝からジュースはメロンサイダー
中学始め辺り、好きでした。
初期衝動がすげぇバンド。
テンポがいいのでとりあえず何となくテンション上がれる。
ひゅー⤴︎︎ってなれる。けど下手くそなドラムが堪らん。
そして意外とどこで歌ってても音程取れるももちゃん。さすがFLOWの6人目。
かたや楽器隊、リズムキープ出来てない、なんなら湿気でテンションさがってない?チューニングできてる?みたいなね。
でもグルーヴィーでよい。
奥田民生感あって良かったです。昔はね。
今は仮面ミュージック。5円ミュージック。
そして踊る脳、これが無性に好きです。
私は音楽を音として聴くタイプです。
割と歌詞は聞いてない人間なんです。
ちゃんと歌詞見てびっくりしました。
素敵じゃん!て感じ。
これからちゃんと歌詞も見てこってなった曲です。
ミュージックビデオの芋虫が段々仮性包茎に見えてきます。
中学生男子くらいの、でも現代の若い男の子にも通じる、自分の中の理想とかリビドーとかが、リアルの生々しさに殺される感じ。
賢者タイムに突入しちゃう感じ。
お前はそんなんだから蝶々になれないんだよ、羽ばたけないのは羽がねえからだと言われてるようで恐ろしい。
仮性包茎は言っていた。
「掃除の時間に、パンツがちょっと見えちゃって、勃起するくらいの少年の心がないと、やってもやらなくても賢者なんだよ」って。
うん。
とにかくアミューズに殺されるな!がんばえものぶらいと!!
踊る脳、恋人の裏テーマソングです。
それだけです。
誤字る
誤字ってなんでしちゃうんですかね?
あんなにも下書きに入れっぱなしにしといて、公開する前に読み直してもなおしている誤字。
あんなに気に入っていたのになぜかなくなってしまったワンピース。
いずれ私の大切な何かも、誰かも、誤字みたいに急にどこか間違えて無くしてしまうんですかね。
吐き出した唾は飲み込めないですからね。
書き出した文字も、人も物も自分も、大切に生きていきたいですね。
金髪のお兄さん2
長かったので、分けただけです。
お兄さんの名前の表示された、着信画面を眺めながら、この通話に出たら、どうなってしまうんだろう?と考えた。
迷子になった時の、心筋梗塞がまた来ていた。
私は山手線を一周して、各駅でセフレを作る人間で、今も彼氏がいて、初体験は実の父親で、えっとそれから…なんてぐるぐる考えていたけど、通話越しのお兄さんの声という誘惑には勝てなかったので結局3コールもしないうちに電話に出たように思う。
通話越しのお兄さんの声はなんかやけに小さくて、私の頭の中ではなぜかアジカンの真冬のダンスが流れていて、次の日は学祭で、私はライブに出なきゃ行けなくて、FACTの予習をしなくちゃなとか余計なことばかり考えようとしては、無になっていた。
「どうしましたか?」
「えーっと…いや俺なんで電話したんだろ…んー…」
あ、これあれだ、好きもしくは付き合ってって言われるやつだ。
あーお兄さんそれ流されてるんじゃない?私のこと別に恋愛対象とかではなくない?状況に酔っちゃってるんじゃない?
なんて、さっきまで浮かれていたはずの私は妙に冷静で。
あんなに好きだったはずのお兄さんを、私という地雷原から遠ざけることに必死だった。
ので、ぐるぐるしていた頭の中と私の過去と現在を全部話した。
お兄さんは時折笑いながら、特に無駄口も挟まず、ずーっと聞いてくれていた。
話し終わると、「最近のJKはそんな小難しいこと考えてないでしょw」
と言った。
「辞めるなら今のうちですよ、傷は浅いうちに、鉄は熱いうちに打てですよ!」みたいな感じで答えた。
お兄さんは少し考えて「でも、今笑えてるなら別にいいんじゃない?」と言った。
今思えば、本当に辞めて欲しかったのか?どう返して欲しかったのか?慰められたかったのか?全部違うんだろうなと思う。
私にとってその答えは、同情も怒りも驕りも感じさせない、ただのその人としての感想、満点だったように思う。
私はそこではっきりと、あ、この人と毎日を過ごしたい、と思った。
もちろんそれからもう3年も経つのだし、今隣にいる恋人は、やっぱり金髪のお兄さんではないけれど。
私が、今も明日も笑うには、絶対に恋人がいてくれなければだめになってしまった。
なりより恋人のことをレジから見ていた時に、初めに好きになったのは笑った顔なのだ。
恋人を笑顔にするために、私は今日も生きているし、逆も然り。
包容力とか、不器用な所とか、でも手先は器用な所とか、優しいところとか、私1番なところとか、10月とか、そういうものに囲まれて私は今日も生かされてる。
そういう話。
金髪のお兄さん
私は10月が好きだ。
少し肌寒くなり始める季節。
3年前の10月、私は高校生で、学祭の準備をしていた。
この年の4月、2年とちょっと働いていた家から徒歩3分のファミマを辞めて、5月からセブンで働いていた。
そこに、金髪のお兄さんがいた。
そのお兄さん、そんな見た目のくせに、私に話しかける時、床を見て話すし、妙に早口で、ヤンキーじゃないんか。コミュ障か?じゃああれだ、バンドマンだ。と思った。
最初はそれだけ。
そのセブンの構造は、レジの目の前が冷凍品コーナーだったので、お兄さんが品出ししてる時、レジから何となくお兄さんを眺めることが多かった。
その時に気付いた。
なんて笑顔が可愛いんだ。
ものすごく好みの顔面だった。
気付いてからはもうそのお兄さんとシフトの被る金曜日が大好きになっていた。
私は人より積極性のある人間だと思う。
それに加えその頃付き合っていた彼氏は、高校も同じだし、男性なのだからと、パパとも連絡を取るのを拒むくらいの束縛ダブスタ浮気野郎だったので、異性と会話ができるのがこのバイトしか無かったのだ。
ガンガン話しかけた。
最初に話しかけたのは「○○さんってかっこいいと思いますか?」だったと思う。
何故そんな会話を振ったのかは分からないが、とにかく話ができればなんでもよかったのだ。
それに対する返事は「…え?なんで?」だった。
おい!!もっとこうあるだろ!?そんなに間をとってなんでってなんでだよ!と思った。
そんなことを毎週金曜、少しづつ続けていた。
だって好みだから。
それ以上でも以下でもなくて、どうなりたいとかもなかった。強いて言えば、ただ仲良くなりたかった。
何回目かの金曜日に、その人からついに話しかけられた。
「指切っちゃった」と、テープカッターで擦りむいた手を見せてきた。
ああもうなんて可愛いんだろう!
自前の絆創膏をポッケに入れて置かなかった自分を呪った。
「お店の絆創膏そこにありますよ」
と答えたらいそいそと貼っていた。
ああ貼ってあげたい!!と思ったけれど、触れてしまったら何か、変わってしまうような気がして、私はそれを眺めていた。
その頃には、私がそのお兄さんの大ファンだということは、バイト中が知っている事だった。
私の可愛いお兄さんが、ほかのバイト仲間のものになっちゃったら嫌なのでね。広めてやったのよ。
ところで、そのセブンの店長は、ロリコンだった。
私が少し前に紹介した高校の友人に手を出した挙句、私を恋愛相談係に任命してきた。
私はその事で疲れ切ってしまい、半年ほどで、金曜日ラブだけでは乗り切れなくなってしまった。
ので、お兄さんに「私あと3回で辞めるんですよ」と言った。
その頃には2.3言会話ができるくらいの関係にはなっていたので、何の気なしに伝えた。
単純にからかうと面白いことも知っていたので、またからかってやろうとも思って。
「ほーん」
と言われた。
いやぁもっとあるでしょう!寂しいとかさあ!と思った。
高校生なので、22時にバイトが終わると23時までに帰宅しなければ、補導されてしまう。
補導されてしまうから、家の近くまで送ってください!なんてことを何回かやっていた。
その日は確か、会話もそこそこに、普通に家に帰ろうと思っていた日だった。
22時に終わって、20分程でお店を出たように思う。
お兄さん、どこに住んでるんだろう?と気になって、ついて行ってみることにした。
「こっちの方向なの?」と聞かれた。
「どっからでも帰れますからー!」と答えた。当たり前だ。
お兄さんの家の方向は、セブンからは7.8分程、自宅からは15分ほどの場所にあった。
知らない道でもなかった。だが私は、信じられないほど方向音痴なのだ。
「ここ、どこですか?」
と思わず聞いてしまった。
「え!?店戻る?」と聞かれたが、私のその日のミッションはお兄さんを送ってあげることに変わっていた。
なんとなーく帰ります!と言ってわかりそうな道まで出てもらい別れた。
もちろん迷った。
本当なら10分もしないで帰れる道を、1時間半かけて帰宅した。
帰る途中、幼なじみに通話をかけた。
正直恋かどうかなんてここに来ても分かっていなかった。
けれどものすごく心臓の奥がきゅっとして、心筋梗塞になりそうだった。
ちょうどその頃、金髪のお兄さんは、派遣のバイトをするとかで、黒髪のお兄さんになっていた。
私はてっきり26歳くらいのフリーターなのかと思っていたが、なんと一つ年上なだけの大学生だった。
あと、やっぱりバンドマンだった。
帰る途中唯一繰り返した
「あと3回で辞めちゃうんですよ!?金髪にしてくださいよーーー!」
「だって派遣ダメなんだもん」
という会話を何度も思い返していた。
それから自体は急展開。
いや周囲からすれば想像通りだったに違いない。
もう何度目かの「もう辞めますよ!?言うことないんですか?!」
という会話。
その頃は成り行きでLINEをするようになっていたので私はLINEでもしつこく言っていた。
「お前こそ俺に言うことないのか?」と聞かれた。
はて??
「好きです??」と言った。
そこに関係を進展させたいという意図はなかったのですんなりと言った。というか何度も好きと言っていたとおもう。
なんと通話がかかってきたので、あれ私、どうしたいつもりだった?と思った。
だから、つまり、要するに
先日恋人とファミレスでいつものようにくだを巻いていたら、「ぐだぐだはなすわりに結局~ってまとめちゃうよね」みたいなことを言われました。
そりゃそうよ。
まとまりのある人生なんて…というのは嘘で、語彙力と思考力が欠如した仕事終わりのファミレスで話をまとめることなんて不可能です。
「たしかにそうだね!」とまるで今気づいたような口振りをしましたが、これが意外と気づきていました。
誰しもそうじゃない?まとめたがっちゃわない?
だって話してるうちに自分が相手に1番に伝えたいことが分からなくなってくるのだもの。
あなたに残って欲しいのはつまりこの言葉なの!ねえ!
えっと…だからー、つまりね!要するにね、タバコ買いに行かなきゃなのよ。